知的障がい・自閉症

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知的障がいをお持ちの方の歯科的特徴

知的障がいは、知能の発達が遅れる「脳の器質性発達障がい」です。知能指数(IQ)=75~80くらいが境界域とされ、全体的に知的能力の発達が遅れている傾向があります。

虫歯や歯周病のリスクが高い

知的障がい者の歯科的特徴には、虫歯や歯周病が多いことがあげられます。原因は、口腔内をきれいにすることの必要性が理解されないため。歯みがきなどの技術が身につかず、結果的に虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうのです。

治療への協力度合いは患者さんそれぞれ

発達程度が低い場合、歯科治療が必要であることを理解できないため、治療に協力的になれない方もいらっしゃいますが、比較的素直な方が多いのも特徴のひとつです。森本歯科医院では、患者さんにより安心して治療を受けていただけるよう、お気持ちに配慮した治療を行っています。虫歯や歯周病のリスクを減らすためにも、どうぞお気軽にご相談ください。

自閉症の方の歯科的特徴

自閉症は、中枢神経系の微細な機能・器質的な障がいが原因となる、知覚・認知障がいによる発達障がいです。このような傾向をもつ症候群を、一般に自閉症と呼びます。知的能力と知覚の発達がアンバランスで、知能指数と関係なく生じる傾向にあります。

特徴としては、対人関係やコミュニケーションの面での困難が多いこと、かつ、興味・関心の対象が限られていることから、パターン化された行動をとるといったことがあげられます。自閉症の範囲には、高機能自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障がい(AD/HD)、学習障がい(LD)なども含まれます。

治療時に五感に対する注意が必要

自閉症の方の歯科的特徴は、口腔内をきれいに保つことができないことによる虫歯や歯周病がありますが、自閉症特有の歯科疾患はありません。ただし、五感が鋭すぎたり、鈍すぎたりといったことがあるので、治療時には十分な注意が必要です。

TEACCHにもとづいた行動調整が有効

自閉症の方の対応としては、TEACCH(ティーチ)の考え方を利用し た行動調整が有効です。特に、視覚的情報が伝わりやすいという特性があり、絵カードによる視覚支援やモデリングが有効な場合が多くあります。当医院で行っているトレーニングはこの行動調整法をもとにして考えられています。お役に立てることもあるかと思いますので、ぜひ一度ご相談ください。

>>TEACCHやトレーニングについてくわしくはこちら

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